再生医療の取り組みについて 再生医療の取り組みについて

動物用医薬品CROとしての技術とノウハウをヒトの医療発展に

動物用医薬品のCROとして培ってきた技術とノウハウを活かし、大学発ベンチャー企業などと連携を進め、ヒト用の医薬品開発に関わる試験の実施や研究に参画して「ヒトの医療」にも貢献できるよう歩み始めています。
ヒト用医薬品の承認を得るには、とても高いハードルがあります。そのため先に動物用医薬品としての承認を得て、実績を積んだうえでヒト用医薬品として承認を得るという方法もあります。当社がヒト用の再生医療に取り組んでいるのも、こうした流れにおいて動物による試験の強みを活かせるからです。
私たちが次に目指すのはヒトの健康を守る医療への貢献です。

疾患モデル豚による評価

ヒト用医薬品・医療機器の評価は従来、げっ歯類での疾患モデルが用いられていましたが、薬効薬理や毒性・安全性等においてヒトでの安全性・有効性の評価は十分にできていません。これに対して豚は生理学的機能や消化器系等さまざまな点でヒトと類似性があるため、安全性・有効性を正確に評価することが可能になります。当社では特殊飼料を摂取させる等さまざまなノウハウを用いて豚の疾患モデルを作出し、ヒトの疾病の構築過程および治癒過程を再現することで、可能な限りヒト用医薬品・医療機器の正確な評価ができるように取り組んでいます。